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Take Home Message
〜実地医科へのワンポイントアドバイス〜

改善後の患者心理の変化を察知し
対応を怠らないこと

5ページの症例は、患者自身が目標を設定して実践し著しく病状が改善したことから、指導に良く反応した成功例として処理されることが多い。しかし、こうしたケースの場合“糖尿病を制圧した”として、治療の中断や過剰な負担による“燃え尽き”が危惧されるため、長期の観察や精神的サポートが重要である。

日本糖尿病療養指導士 道口 佐多子

初診時の血糖値やHbA1cに
翻弄されることのないように

少しの取り組みで大きく変化する可能性の高い初診時の所見は、十分に吟味したうえで長期的な視野にたって治療計画を組みたてる必要がある。

糖尿病専門医 遅野井 健