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Take Home Message
〜実地医科へのワンポイントアドバイス〜


はじめの一歩こそ正確に

 初診時に「少し血糖が高いですね」「尿糖が出ていますね」などのあいまいな診断や、「腹八分目にして、少し体を動かして下さい」といった安易な指導は避けたい。診断名を告げる際には、血糖や尿糖の意味、治療法や目標を含めて、疾病の概念を正確に伝える必要がある。

指導に行き詰まったら
ディスカッション

 『指導が受け入れてもらえない』『指導効果が上がらない』こんなときは仲間とディスカッションしませんか。指導法や患者さんとの関わりかたについて話してみてください。「こんな方法もあったのか!」「私ならこうするよ」と話すことで、自分自身の行き詰まった気持ちが整理されることもあります。
遅野井 健 おそのい たけし

那珂記念クリニック院長
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本糖尿病協会理事
茨城県糖尿病協会会長

道口 佐多子 どうぐち さたこ

那珂記念クリニック副院長
日本糖尿病療養指導士
茨城県糖尿病療養指導士会会長