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Take Home Message
〜実地医科へのワンポイントアドバイス〜

糖尿病治療薬の選択肢は拡大したが
薬物への過大な依存は慎まなければならない。

 いかなる新薬といえども耐糖能異常の根治は望めないため、長期にわたる良好なコントロールの維持には生活習慣改善への努力は未だ不可避であり、薬物選択においては自己管理の可否が実感できることが望ましい。
遅野井 健 おそのい たけし

那珂記念クリニック院長(茨城県)
糖尿病診療歴34年
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本糖尿病協会理事
茨城県糖尿病協会会長

患者指導はいつ行うのか

 なかなか疾患と向き合えないのが糖尿病であり、初期の教育が今後の人生に大きな影響を与える。
 患者が行動を起こしたい(良くしたい)と思った時が最大のチャンス。患者の興味が何にあるかを考えながらの指導が効果的と思われる。
道口 佐多子 どうぐち さたこ

那珂記念クリニック副院長
日本糖尿病療養指導士
糖尿病療養指導歴35年
茨城県糖尿病療養指導士会会長