服薬指導[糖尿病薬の適正使用のポイント]
どのように指導されていますか
ビグアナイド薬の服薬指導
北里大学病院薬剤部
日本糖尿病療養指導士
北里大学薬学部教授
北里大学病院薬剤部長
日本糖尿病療養指導士
患者さんからのご質問
Q1
どんなお薬でどのような効果がありますか。
Q2
副作用はありませんか。
Q3
腎機能が悪いといわれていますが、大丈夫ですか。
Q4
よくお薬を飲み忘れます。
飲み忘れたのを思い出したら、そのとき飲んだほうがいいですか。
ビグアナイド薬(BG薬)は、1960年代に登場した経口血糖降下薬である。多くのエビデンスの報告がある糖尿病薬の中では古い薬の一つでもある。
1970年代に、BG薬の一つフェンホルミンにおいて、副作用である乳酸アシドーシスによる死亡例が報告されたことから、使用が控えられていた時期があった。しかし、1990年代、メトホルミンの再評価があり、現在では海外の主要ガイドラインにおいて、2型糖尿病の初期治療の第一選択薬として位置づけられている。
以前まで我が国では、BG薬の一つであるメトホルミンの用量は、最大750mgまでとされていたが、メトグルコ®においては1日最高2250mgまで使用可能となっている。
BG薬は見直されて使用例も増えているが、同時に安全面を怠ると副作用の発現にもつながる。今回は、BG薬の適正使用について述べたい。
我が国のメトホルミンの用量は最大750mgですが、メトグルコは1日最大2250mgまで使用可能です。
1970年代に、BG薬の一つフェンホルミンにおいて、副作用である乳酸アシドーシスによる死亡例が報告されたことから、使用が控えられていた時期があった。しかし、1990年代、メトホルミンの再評価があり、現在では海外の主要ガイドラインにおいて、2型糖尿病の初期治療の第一選択薬として位置づけられている。
以前まで我が国では、BG薬の一つであるメトホルミンの用量は、最大750mgまでとされていたが、メトグルコ®においては1日最高2250mgまで使用可能となっている。
BG薬は見直されて使用例も増えているが、同時に安全面を怠ると副作用の発現にもつながる。今回は、BG薬の適正使用について述べたい。
我が国のメトホルミンの用量は最大750mgですが、メトグルコは1日最大2250mgまで使用可能です。