Home>バックナンバー>2015夏号TOP>施設紹介レポート

Q:さまざまな技術を持った職種がチーム医療を支えるのですね。

杉本:チーム医療は、有機的に結びついていかないとチームとして機能せず、ただ多職種の集まりになります。コーディネーターは、患者さんに必要な医療資源をうまく回していく必要があります。技術的なチーム医療だけでなく、人それぞれ感受性や人間観察力を持っているので、職種を越えて患者さんを支えます。施設にとどまらず、地域全体で医療者が、糖尿病を持って生きることを総合的にアンダースタンド(理解・下で支える)することが、われわれのやりたいチーム医療です

故平田幸正先生(東京女子医科大学)が退官される時に「患者さんの言葉に耳を傾けなさい」と医局員に耳かきを贈ったことにちなんで

※1 糖尿病58(Suppl 1):S7,2015
※2 元尾,手納ら 糖尿病55(5):322-327,2012