Home>バックナンバー>2015夏号TOP>極める! くすりと療養指導
 低血糖の説明はインスリン非分泌系薬剤服用患者では不要と考えることもできる。しかし糖尿病薬の作用機序を患者は充分理解できるとは限らず、患者にしてみると糖尿病薬が変更になり低血糖の説明を受けても、まさか自分には低血糖は発現しないと思い込むケースもある。これらを防止するために、当薬局では一般的な低血糖の症状を語呂合わせで楽しく覚えていただけるように工夫をしている
 低血糖の説明では、低血糖は本来の薬理作用での主作用であり、対処法を把握してブドウ糖の携帯などの準備をしていれば怖くないことを時間をかけて理解をしてもらっている。糖尿病薬のアドヒアランスが上がり、血糖コントロールの改善に貢献できる服薬指導を心がけたい。