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Take Home Message
〜実地医科へのワンポイントアドバイス〜

定期的な合併症検査の勧め

 眼底検査や尿中微量アルブミンなどの検査によって、臓器障害を軽微な段階から察知することは、単なる合併症の早期発見のみでなく、自己管理を振り返る契機となる。診察や指導介入を容易にするためにも、定期的かつ継続的な合併症検査が望まれる。

『高血糖』患者さん自身に自覚させましょう!

 HbA1cが10%を超えていると「さあ、大変!」。インスリンが…、お薬は…、他の病気は…、そこは医師にお任せして。指導者はまず、患者さんと一緒に、生活の中で高血糖の原因となるようなことを探してみましょう。そして、その情報を医師と共有することが大事です。
 HbA1cの数字だけでなく「今、血糖がとても高いんだな」と患者さん自身に理解してもらうような指導が必要だと思います 。
遅野井 健 おそのい たけし

那珂記念クリニック院長
日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本糖尿病協会理事
茨城県糖尿病協会会長

道口 佐多子 どうぐち さたこ

那珂記念クリニック副院長
日本糖尿病療養指導士
茨城県糖尿病療養指導士会会長